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候の読み方が知りたい!意味・使い方・古文での用法まで完全解説

Posted on 2026年6月13日 By marutani 候の読み方が知りたい!意味・使い方・古文での用法まで完全解説 へのコメントはまだありません

「候ってどう読むの?」と悩んだことはありませんか?
結論、「候」は文脈によって読み方が変わる漢字です。
この記事を読むことで、「候」の正しい読み方・意味・古文での使い方まですべてがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。


Contents

  • 1 1.「候」の読み方をまず確認しよう
    • 1.1 「候」の基本的な読み方(音読み・訓読み)
    • 1.2 「そうろう」と「こう」はどう使い分ける?
    • 1.3 「候」を使った熟語の読み方一覧
  • 2 2.「候」の意味と語源
    • 2.1 「候」が持つ主な意味とニュアンス
    • 2.2 「候」の漢字としての成り立ちと語源
    • 2.3 「時候」「気候」など日常で使われる言葉の意味
  • 3 3.古文・文語での「候」の読み方と使い方
    • 3.1 古文における「候(そうろう)」の役割とは
    • 3.2 「~で候」「~にて候」など候文の基本パターン
    • 3.3 武士の手紙や時代劇でよく見る「候」の具体例
    • 3.4 現代語訳で理解する「候」の文例
  • 4 4.「候」の読み方で迷ったときのポイントと覚え方
    • 4.1 「候」を「そうろう」と読む場合・「こう」と読む場合の見分け方
    • 4.2 時候の挨拶に出てくる「候」の正しい読み方
    • 4.3 「候」の読み方を自然に覚えるための実践的な方法
  • 5 まとめ

1.「候」の読み方をまず確認しよう

1.「候」の読み方をまず確認しよう

「候」の基本的な読み方(音読み・訓読み)

「候」には、大きく分けて音読みと訓読みの2種類の読み方があります。

まず音読みは「コウ」です。

「気候」「時候」「候補」といった熟語で使われる読み方がこれにあたります。

次に訓読みは「そうろう」と「うかがう」の2つがあります。

「そうろう」は古文や時代劇でおなじみの読み方で、「うかがう」は「候う」と書いて「様子をうかがう」という意味で使われます。

まとめると以下の通りです。

読み方 種別 使用例
コウ 音読み 気候・時候・候補
そうろう 訓読み 候文・手紙の文語表現
うかがう 訓読み 候う(様子をうかがう)

「そうろう」と「こう」はどう使い分ける?

「候」を「そうろう」と読むか「こう」と読むかは、前後の文脈と用途によって判断します。

「こう」と読む場合は、漢字2文字以上の熟語の中に「候」が含まれているケースがほとんどです。

たとえば「気候(きこう)」「候鳥(こうちょう)」「天候(てんこう)」などがこれにあたります。

「そうろう」と読む場合は、文末や文中に単独で「候」が使われている場合、あるいは「候文」と呼ばれる文語体の文章の中に登場する場合です。

「~で候」「~にて候」のように、動詞や助動詞の役割を果たすときに「そうろう」と読みます。

迷ったときは、熟語の中に入っているなら「こう」、文末や単独で使われているなら「そうろう」と覚えておくと便利です。

「候」を使った熟語の読み方一覧

「候」を含む主な熟語の読み方を一覧にしました。

  • 気候(きこう):ある地域の長期的な大気の状態
  • 天候(てんこう):その日・その時の空模様
  • 時候(じこう):季節・時節のこと
  • 候補(こうほ):選ばれる可能性のある人や物
  • 候鳥(こうちょう):渡り鳥のこと
  • 斥候(せっこう):敵情を探る偵察のこと
  • 測候所(そっこうじょ):気象を観測する施設

これらはすべて音読み「コウ」を使っています。

日常生活でよく見かける「候補」や「気候」も、「候」が入っていると意識することで読み方の理解が深まります。


2.「候」の意味と語源

2.「候」の意味と語源

「候」が持つ主な意味とニュアンス

「候」という漢字には、いくつかの意味が含まれています。

主な意味は以下の通りです。

  • うかがう・様子を見る:相手や状況の様子をひそかに観察するという意味
  • 待つ・控える:目上の人のそばに控えて待つという意味
  • 季節・時節:「時候」「気候」のように、季節や天候の状態を表す意味
  • あります・です(丁寧語):古文・文語において、丁寧な表現として使われる意味

特に文語における丁寧語としての「候(そうろう)」は、現代語の「です・ます」にあたります。

武士や貴族が改まった手紙を書く際に多用したことから、現代でも時代劇や歴史小説でよく目にします。

「候」の漢字としての成り立ちと語源

「候」の成り立ちを理解すると、意味がより頭に入りやすくなります。

「候」は象形文字に由来するとされており、もともとは「物陰からひそかに様子をうかがう人の姿」を表した漢字です。

「イ(人偏)」と矢を組み合わせた形から派生したという説もあり、斥候(偵察)の意味がもともとの核心にあると考えられています。

その「うかがう・見張る」という意味が転じて、「季節の変化を観察する」→「季節・時候」という意味へと発展しました。

さらに、目上の人の動向を「うかがいながら控える」というところから、丁寧な敬語表現としての「候(そうろう)」の用法も生まれました。

「時候」「気候」など日常で使われる言葉の意味

「候」が含まれる日常語を改めて整理してみましょう。

時候(じこう)とは、季節それぞれの気候・陽気のことを指します。

「時候の挨拶」という表現でよく使われ、手紙の書き出しに季節感を添える慣用表現として定着しています。

気候(きこう)とは、ある地域における長期的な大気の状態の平均的な傾向を指します。

「地中海性気候」「温帯気候」など、地理や環境の分野でも頻繁に使われます。

天候(てんこう)は、短期間(数日単位)の空模様や気象状態を指す言葉で、「天候不良」「天候に恵まれる」のように使います。

「気候」が長期的な傾向を指すのに対し、「天候」はその時々の状態を指す点が異なります。


3.古文・文語での「候」の読み方と使い方

3.古文・文語での「候」の読み方と使い方

古文における「候(そうろう)」の役割とは

古文において「候(そうろう)」は、丁寧の補助動詞として非常に重要な役割を担っています。

現代語で言えば「です」「ます」「あります」にあたる表現で、改まった文体や手紙文(候文)で多用されました。

特に鎌倉時代から江戸時代にかけて、武士や役人が公式の書状を書く際の標準的な文体として広く使われました。

この文体を「候文(そうろうぶん)」と呼び、日本語の書き言葉の歴史において重要な位置を占めています。

現代の私たちが時代劇や歴史小説を読む際に「候」に出会うのは、ほぼこの用法です。

「~で候」「~にて候」など候文の基本パターン

候文には、いくつかの基本的なパターンがあります。

代表的なものを覚えておくと、古文や時代劇の台詞が読みやすくなります。

  • 「~で候」:~です/~であります(断定・丁寧)
  • 「~にて候」:~にて(場所・手段)+あります
  • 「~仕り候(つかまつりそうろう)」:~いたしました(謙譲+丁寧)
  • 「~申し候(もうしそうろう)」:~と申します(謙譲+丁寧)
  • 「~候間(そうろうあいだ)」:~でありますので(理由)
  • 「~候哉(そうろうや)」:~でしょうか(疑問・推量)

これらのパターンを押さえておくと、江戸時代の手紙や武家文書の内容がぐっと理解しやすくなります。

武士の手紙や時代劇でよく見る「候」の具体例

実際に「候」が使われた表現を見てみましょう。

歴史的な手紙や時代劇でよく登場する表現の例です。

  • 「御健勝のことと存じ候」
    → (あなたが)お元気のことと存じます
  • 「此の度はご無礼仕り候」
    → このたびは失礼いたしました
  • 「早速ご返事申し上げ候」
    → 早速ご返事申し上げます
  • 「何卒よろしくお願い申し候」
    → どうぞよろしくお願いいたします

このように候文は、現代語の丁寧な手紙表現とほぼ対応しており、構造を理解すれば意味を読み取ることは難しくありません。

現代語訳で理解する「候」の文例

候文を現代語に訳す練習をすることで、「そうろう」という読み方と意味が自然と身につきます。

候文 現代語訳
拝啓、寒冷の候、いかがお過ごしにて候や 拝啓、寒い季節ですが、いかがお過ごしでしょうか
先日はお世話になり候 先日はお世話になりました
右、御礼申し上げ候 以上、お礼申し上げます
折り返しご連絡くださるよう願い候 折り返しご連絡くださいますようお願いします

このように並べると、候文は難しいものではなく、現代語の丁寧表現と非常に近いことがわかります。


4.「候」の読み方で迷ったときのポイントと覚え方

4.「候」の読み方で迷ったときのポイントと覚え方

「候」を「そうろう」と読む場合・「こう」と読む場合の見分け方

「候」の読み方を迷ったときの判断基準を整理します。

「こう」と読む目安

  • 2文字以上の熟語の構成要素になっている
  • 「気候・天候・時候・候補」のように、前後に別の漢字が付いている
  • 現代語の辞書に載っている一般的な語彙として使われている

「そうろう」と読む目安

  • 文末や文中に単独で「候」が置かれている
  • 古文・歴史的文書・時代劇の台詞に登場する
  • 「仕り候」「申し候」のように、動詞の後ろに続いている

「うかがう」と読む目安

  • 「候う(うかがう)」のように、送り仮名が付いている
  • 「様子を候う」のように、観察・偵察の意味で使われている

この3つの基準を頭に入れておくだけで、ほとんどのケースに対応できます。

時候の挨拶に出てくる「候」の正しい読み方

手紙の冒頭でよく使われる時候の挨拶にも「候」が登場します。

「厳寒の候」「春暖の候」「盛夏の候」などの表現がその代表例です。

これらの「候」は、「こう」と読みます(×「そうろう」ではありません)。

「時候(じこう)の挨拶」という言葉の「候」も同じく「こう」です。

ただし、「謹啓、寒冷の候ますますご清栄のことと存じ奉り候」のように、文末に「候」が出てくる場合は「そうろう」と読みます。

同じ文の中でも位置や役割によって読み方が変わるので、文全体の文脈で判断することが大切です。

「候」の読み方を自然に覚えるための実践的な方法

「候」の読み方を確実に覚えるには、実際の文脈の中で繰り返し触れることが最も効果的です。

以下の方法を試してみてください。

  • 時代劇・歴史ドラマを字幕付きで視聴する:耳で「そうろう」を聞きながら文字で確認することで自然に定着します
  • 手紙の時候の挨拶を声に出して読む:「春暖の候(こう)」と意識しながら読む練習が効果的です
  • 熟語をグループで覚える:「気候・天候・時候・候補」をまとめて「こう読みグループ」として記憶する
  • 候文の手紙を現代語訳してみる:インターネットで江戸時代の書状の現代語訳を探し、照らし合わせてみるのがおすすめです
  • 語源から理解する:「うかがう・見張る」という原義を知ることで、意味と読み方が結びつきやすくなります

読み方の知識は、繰り返し使う機会をつくることで定着します。ぜひ日常の中で「候」に出会うたびに意識してみてください。


まとめ

  • 「候」の音読みは「コウ」、訓読みは「そうろう」「うかがう」の3通りある
  • 熟語(気候・天候・候補など)の中では基本的に「コウ」と読む
  • 文末や文中に単独で使われる場合は「そうろう」と読む
  • 「候(そうろう)」は古文・候文における丁寧の補助動詞で、現代語の「です・ます」にあたる
  • 候文は鎌倉〜江戸時代の武家や役人の書状で広く使われた文体
  • 「時候の挨拶」の「候」は「こう」と読む(「そうろう」ではない)
  • 同じ文中でも位置と役割によって読み方が変わるため、文脈での判断が重要
  • 「そうろう」か「こう」かは、熟語の中か単独使用かを基準に見分けると便利
  • 語源は「ひそかに様子をうかがう」という意味から派生した漢字
  • 時代劇・歴史文書に触れることで実践的に読み方を定着させることができる

「候」は日本語の歴史と深く結びついた漢字です。

読み方を知るだけでなく、その背景にある歴史や文化まで理解すると、古文や時代劇がより楽しくなりますよ。

ぜひこの記事を参考に、「候」をスラスラ読みこなせるようになってください!

関連サイト
文化庁「国語に関する情報」

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