あなたは「ルート3の少数っていくつだっけ?」と思ったことはありませんか?結論、ルート3の少数は1.7320508…と続く無限小数です。この記事を読むことで、ルート3の少数の値や覚え方、自分で求める方法、さらにテストで使える活用法までしっかりわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.ルート3の少数の値はいくつ?

ルート3の少数表記と正確な値
ルート3(√3)とは、2乗すると3になる正の数のことです。
少数で表すと √3 = 1.73205 08075 68877 29352… と続いていきます。
この数字の並びには規則性がなく、どこまでも終わることなく続いていきます。
数学の問題を解くうえでは、すべての桁を覚える必要はありません。
小数第3位までの「1.732」を覚えておけば、ほとんどの場面で対応できます。
もう少し正確な値が必要な場合は、小数第7位までの「1.7320508」を覚えておくと安心です。
ルート3が無理数である理由
ルート3は無理数に分類される数です。
無理数とは、分数(整数の比)で表すことができない数のことを指します。
つまり、√3 = a/b(a、bは整数)という形で書くことができないのです。
このことは「背理法」と呼ばれる証明方法で数学的に証明されています。
簡単に言えば、「もし√3が分数で表せると仮定すると矛盾が生じる」ということを示すことで、√3が分数で表せないことを証明します。
無理数であるため、ルート3の少数は無限に続き、同じパターンが繰り返されることもありません。
これは循環小数(0.333…のように同じ数字が繰り返される小数)とは異なる性質です。
小数点以下どこまで覚えればいいのか
ルート3の少数をどこまで覚えるべきかは、学習段階によって異なります。
| 学習段階 | 覚えるべき桁数 | 具体的な値 |
|---|---|---|
| 中学3年生 | 小数第1位まで | √3 ≒ 1.7 |
| 高校受験 | 小数第2〜3位まで | √3 ≒ 1.73 |
| 高校数学・大学受験 | 小数第4位まで | √3 ≒ 1.7321 |
中学3年生の段階では、√3が「1と2の間の数」であること、そして約1.7であることを押さえておくことが最も大切です。
高校受験や大学受験では、もう少し正確な値を覚えておくと検算に使えて便利です。
ただし、試験問題では「√3 = 1.732 として計算せよ」のように近似値が与えられることも多いので、必要以上に暗記する必要はありません。
2.ルート3の少数の覚え方・語呂合わせ

定番の語呂合わせ「人並みに奢れや」
ルート3の少数の覚え方として最も有名なのが、「人並みに奢れや(ひとなみにおごれや)」 という語呂合わせです。
これは数字の並びを日本語に当てはめたもので、次のように対応しています。
- ひ(1)と(.7)な(3)み(2)に(0)お(5)ご(0)れ(8)や → 1.7320508
この語呂合わせは数学の語呂合わせの中でも非常に有名で、多くの教科書や参考書にも掲載されています。
「人並みに奢れや」というフレーズには「人並みにおごってよ」という意味があり、場面をイメージしやすいため記憶に残りやすいのが特徴です。
まずはこの語呂合わせをしっかり覚えることが、ルート3の少数を暗記する第一歩です。
ルート2・ルート5など他の平方根の語呂合わせ一覧
ルート3以外の平方根にも、有名な語呂合わせがあります。
セットで覚えておくと、数学の計算がスムーズになります。
| 平方根 | 少数の値 | 語呂合わせ |
|---|---|---|
| √2 | 1.41421356… | 一夜一夜に人見頃(ひとよひとよにひとみごろ) |
| √3 | 1.7320508… | 人並みに奢れや(ひとなみにおごれや) |
| √5 | 2.2360679… | 富士山麓オウム鳴く(ふじさんろくおうむなく) |
| √6 | 2.449… | 似よよくよく(によよくよく) |
| √7 | 2.645… | 菜に虫いない(なにむしいない) |
特に√2、√3、√5の3つは数学の問題に頻繁に登場するため、優先的に覚えておきましょう。
この3つの語呂合わせは中学・高校の数学で必ず役に立ちます。
語呂合わせ以外で覚えるコツ
語呂合わせがどうしてもしっくりこないという方には、別の覚え方もあります。
1つ目は「数字のリズムで覚える」方法です。
「1.732」を「イチ・ナナサンニ」と声に出してリズムよく繰り返すことで、音として記憶に定着させることができます。
2つ目は「計算で確認する」方法です。
1.7 × 1.7 = 2.89、1.73 × 1.73 = 2.9929、1.732 × 1.732 = 2.999824 のように、実際に2乗して3に近づくことを確認すると、数字の意味とともに覚えやすくなります。
3つ目は「他の平方根との関係で覚える」方法です。
√2 ≒ 1.4、√3 ≒ 1.7、√5 ≒ 2.2 と並べてみると、数が大きくなるにつれてルートの値も大きくなるという感覚がつかめます。
この「数の大きさの感覚」を持っておくと、計算結果がおかしいときにすぐ気づけるようになるため、テストでのケアレスミス防止にもつながります。
3.ルート3の少数を自分で求める方法

整数の範囲からルート3の少数を絞り込む手順
ルート3の少数を自分で求めるには、まず整数の2乗から範囲を絞り込みます。
1² = 1、2² = 4 なので、√3は1より大きく2より小さいことがわかります。
次に、小数第1位の範囲を考えます。
- 1.5² = 2.25(3より小さい)
- 1.6² = 2.56(3より小さい)
- 1.7² = 2.89(3より小さい)
- 1.8² = 3.24(3より大きい)
よって、√3は1.7より大きく1.8より小さいことがわかります。
さらに小数第2位も同じ要領で絞り込みます。
- 1.73² = 2.9929(3より小さい)
- 1.74² = 3.0276(3より大きい)
このように、2乗して3を超えるかどうかを確認しながら1桁ずつ絞り込んでいくのが、最も基本的なルート3の少数の求め方です。
この方法は電卓さえあれば誰でもできるので、ぜひ一度試してみてください。
筆算(開平法)でルート3の少数を計算する方法
電卓を使わずに手計算でルート3の少数を求める方法として、開平法(かいへいほう) があります。
開平法は、割り算の筆算に似た手順で平方根を1桁ずつ求めていく方法です。
大まかな手順は次のとおりです。
- 手順①: 3を「3.00 00 00…」のように小数点以下を2桁ずつ区切る
- 手順②: 2乗して3以下になる最大の整数を探す → 1(1² = 1)
- 手順③: 3 − 1 = 2 を求め、次の2桁「00」をおろして「200」にする
- 手順④: 最初の答え「1」を2倍した「2◯」×「◯」が200以下になる最大の数を探す → 7(27 × 7 = 189)
- 手順⑤: 200 − 189 = 11 を求め、次の2桁をおろして繰り返す
この方法は少し複雑ですが、電卓が使えない状況でも正確にルート3の少数を求められるのが大きなメリットです。
現在の中学・高校のカリキュラムでは必須ではありませんが、仕組みを理解しておくと数学への理解が深まります。
電卓・計算機を使ったルート3の求め方
最も手軽にルート3の少数を知る方法は、電卓やスマートフォンの計算機アプリを使う方法です。
一般的な電卓では「3」と入力してから「√」ボタンを押すだけで、瞬時に「1.7320508…」と表示されます。
スマートフォンの場合、iPhoneの計算機アプリでは横向きにすると関数電卓モードになり、√ボタンが使えるようになります。
Androidでも標準の電卓アプリに√機能が搭載されていることがほとんどです。
また、パソコンのExcelやGoogleスプレッドシートでは、「=SQRT(3)」 と入力することで√3の値を表示できます。
電卓を使って実際にルート3の少数を確認することで、語呂合わせで覚えた値が正しいかどうかの検算にもなります。
「覚えた値を電卓で確かめる」という習慣をつけておくと、記憶の定着にも効果的です。
4.ルート3の少数を使った計算問題と活用例

分母の有理化でルート3の少数を使う場面
数学の問題では、分母にルートが含まれる分数を見かけることがよくあります。
たとえば 1/√3 のような式が出てきたとき、分母のルートをなくす操作を「有理化」 といいます。
有理化の手順は、分母と分子の両方に√3をかけるだけです。
1/√3 = 1×√3 / √3×√3 = √3/3
ここで√3の少数の値を知っていれば、√3/3 ≒ 1.732/3 ≒ 0.577 と概算を出すことができます。
有理化は中学3年生から高校数学まで幅広く出題される重要なテーマです。
分母にルートがある場合は原則として有理化するのがルールなので、しっかり身につけておきましょう。
特にテストでは、有理化し忘れると減点されることがあるため注意が必要です。
三角比・正三角形の高さとルート3の関係
ルート3は、正三角形や三角比の問題で非常によく登場する数です。
たとえば、一辺の長さが2の正三角形の高さは√3になります。
これは、正三角形を半分に切ると30°・60°・90°の直角三角形ができ、その辺の比が1:2:√3になるためです。
具体的に計算してみましょう。
- 一辺が10cmの正三角形の場合
- 底辺の半分 = 5cm、斜辺 = 10cm
- 高さ = 5√3 ≒ 5 × 1.732 = 8.66cm
- 面積 = 10 × 5√3 ÷ 2 = 25√3 ≒ 43.3cm²
また、三角比ではtan60° = √3という関係があります。
この値を知っているだけで、角度が60°の直角三角形の辺の長さをすぐに求められるようになります。
ルート3の少数を覚えておくことで、図形問題の計算がぐっと速くなるのです。
テストや入試で差がつくルート3の少数の活用テクニック
ルート3の少数の値を暗記しておくと、テストや入試で大きなアドバンテージになります。
活用テクニック①:検算に使う
計算結果に√3が含まれるとき、少数に変換して値の大きさが妥当かどうかを確認できます。
たとえば「3√3」という答えが出たら、3 × 1.732 ≒ 5.196 と概算し、問題の条件と矛盾しないかチェックできます。
活用テクニック②:選択肢問題で絞り込む
マーク式の試験では、√3 ≒ 1.7 という概算だけで選択肢を絞り込めることがあります。
計算が複雑な問題でも、概算で明らかに合わない選択肢を除外できれば、正答率が上がります。
活用テクニック③:図形問題の見積もりに使う
正三角形や正六角形の面積を求める問題では、ルート3の少数の値を使った概算で答えの見当をつけてから計算に入ると、ミスに気づきやすくなります。
これらのテクニックは「ルート3 ≒ 1.73」を覚えているだけで使えるので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
- ルート3の少数は1.7320508…と無限に続く無理数である
- 中学生は√3 ≒ 1.7、高校生は√3 ≒ 1.732 を覚えておけば十分
- 語呂合わせ「人並みに奢れや」で1.7320508を覚えるのが最も簡単
- √2は「一夜一夜に人見頃」、√5は「富士山麓オウム鳴く」もセットで覚えよう
- 2乗して3を超えるか確認しながら絞り込む方法で、自分でも少数を求められる
- 開平法を使えば電卓なしでも手計算でルート3の少数が計算できる
- 分母の有理化では√3の少数の値を知っていると概算がスムーズになる
- 正三角形の高さや三角比(tan60° = √3)で頻繁に登場する重要な値である
- テストでは検算や選択肢の絞り込みに使えるので、覚えておいて損はない
ルート3の少数の値は、中学・高校の数学で繰り返し登場する基本的かつ重要な知識です。
「人並みに奢れや」の語呂合わせを覚えるだけで、計算のスピードも正確さも格段にアップします。
ぜひこの記事で学んだことを活かして、数学の問題に自信を持って取り組んでいきましょう。
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