あなたは「創価学会の葬式は怖い」という噂を聞いたことはありませんか?結論、友人葬は一般的な葬儀と大きく変わらない形式で行われます。この記事を読むことで創価学会の葬儀の実態や参列時のマナーがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.創価学会の葬式が怖いと言われる理由

一般的な葬儀との違いによる戸惑い
創価学会の葬儀は「友人葬」と呼ばれ、一般的な仏式葬儀とは異なる点がいくつかあります。
最も大きな違いは僧侶を呼ばないという点です。
一般的な葬儀では僧侶が読経を行いますが、友人葬では学会員である友人代表が導師として進行を務めます。
この違いに慣れていない方は戸惑いを感じることがあり、その違和感が「怖い」という印象につながっているのです。
また、戒名をつけないことや、独自の祭壇を使用することなども、初めて参列する方には馴染みがなく、不安を感じさせる要因となっています。
しかし、これらは創価学会の信仰に基づいた合理的な選択であり、決して異様なものではありません。
「南無妙法蓮華経」の大合唱に対する恐怖感
友人葬で最も特徴的なのが、参列者全員で「南無妙法蓮華経」を唱える場面です。
仏式葬儀では僧侶が一人で読経するのが一般的ですが、友人葬では参列者全員が声を合わせて唱題します。
この大勢による唱和は非常に大きな声となり、初めて体験する方には強烈な印象を与えます。
読経や唱題が長時間続くこともあり、その迫力に圧倒されて「怖い」と感じる方が多いのです。
しかし、これは故人の冥福を祈る真心を込めた行為であり、創価学会では最も大切な供養の方法とされています。
事前にこの習慣を知っておけば、恐怖心を抱く必要はまったくありません。
僧侶がいないことへの違和感
日本の葬儀では僧侶の存在が当たり前と考えられているため、僧侶がいない友人葬に違和感を覚える方は少なくありません。
友人葬では、儀典長と呼ばれる学会の幹部が導師として進行を担当します。
儀典長は僧侶のような法衣を着用せず、一般的な喪服姿で式を進めます。
このスタイルが「葬儀らしくない」「不完全だ」という印象を与え、不安や恐怖を感じさせることがあります。
しかし、創価学会では「成仏は生前の信仰によるものであり、僧侶の引導は必要ない」という考え方が根本にあります。
そのため、僧侶がいないことは決して異常なことではなく、信仰に基づいた正当な選択なのです。
情報不足から生まれる誤解とイメージ
創価学会の葬儀が「怖い」と言われる最大の理由は、情報不足による誤解です。
友人葬についての正確な情報を持たないまま、噂や断片的なイメージだけで判断してしまう方が多いのが現状です。
インターネット上には根拠のない憶測や偏見に基づいた情報も多く、それらが「怖い」というイメージを増幅させています。
また、創価学会自体に対する偏見や誤解が、葬儀に対する先入観を生んでいる面もあります。
実際には友人葬の流れは一般的な葬儀とほぼ同じであり、特別に恐れる必要はありません。
正しい知識を持つことで、こうした誤解や不安は簡単に解消できるのです。
2.友人葬とは何か?創価学会の葬儀の基本

友人葬の歴史と始まった背景
友人葬は1991年(平成3年)から創価学会で始められた比較的新しい葬儀の形式です。
それまでは一般的な仏式葬儀が行われていましたが、仏教の本義に立ち返る形として友人葬が導入されました。
友人葬という名称は、故人の友人や同志が中心となって葬儀を執り行うことに由来しています。
創価学会では、故人を最もよく知る親しい友人たちが心を込めて見送ることが最高の供養だと考えられています。
すでに30年以上の歴史があり、現在では創価学会員の葬儀の標準的な形式として定着しています。
全国各地で数多くの友人葬が執り行われており、そのノウハウも確立されています。
僧侶を呼ばず友人代表が導師を務める理由
創価学会では、仏教の本義に基づいて「僧侶の引導がなければ成仏できない」という考え方を否定しています。
仏教の開祖である釈尊の教えには、僧侶による引導や戒名が成仏の条件であるという記述はないからです。
創価学会では、成仏はあくまでも故人の生前の信仰心によるものと考えています。
そのため、僧侶を呼ぶ必要はなく、友人代表である儀典長が導師として式を進行します。
儀典長は冠婚葬祭の儀式に精通した学会の幹部が務めることが多く、信仰歴が長いベテランが選ばれます。
儀典長はあくまで「友人代表」という立場であり、特別に偉い存在ではありません。
戒名がなく生前の名前を使う意味
友人葬では故人に戒名をつけることはなく、生前の名前(俗名)がそのまま使用されます。
戒名は仏弟子となった証として授けられる名前ですが、創価学会では戒名は必要ないと考えています。
そもそも戒名は江戸時代の檀家制度に伴って普及したもので、仏教の本義とは関係がないという立場です。
位牌にも生前の名前が記載され、故人はその名前で偲ばれます。
創価学会では成仏に戒名は不要という明確な考え方があり、生前の名前こそが故人のアイデンティティだと考えられています。
戒名がないことは決して故人を軽んじているわけではなく、むしろ生前の人格を尊重する姿勢の表れなのです。
お布施や戒名料が不要な理由
友人葬では僧侶を呼ばないため、お布施・御車料・御膳料などは一切必要ありません。
導師を務める儀典長は友人代表という立場であり、謝礼を受け取ることはありません。
また、戒名をつけないため戒名料も発生せず、遺族の経済的負担が大幅に軽減されます。
一般的な葬儀では僧侶へのお布施や戒名料が高額になることがありますが、友人葬ではこれらの費用が不要です。
葬儀で最も大切なのは故人を悼む「まごころ」であり、金銭的な負担よりも心からの供養を重視する考え方です。
これにより、遺族は経済的な心配をせずに、心を込めて故人を見送ることができるのです。
3.創価学会の葬式の流れと特徴的な儀式

開式の辞から閉式までの具体的な流れ
友人葬の流れは、基本的には一般的な葬儀とほぼ同じ構成となっています。
まず開式の辞で司会者が葬儀の開始を告げ、参列者に式の流れを説明します。
次に導師である儀典長が入場し、ご本尊が運ばれて祭壇に安置されます。
そして読経・唱題が行われ、その間に焼香が執り行われます。
焼香の順番は導師・副導師、親族、参列者の順となり、一般的な葬儀と変わりません。
読経・唱題が終わると、御祈念文・題目三唱、弔慰文・弔電の紹介、導師の挨拶、喪主の謝辞と続きます。
最後に閉式の辞で司会者が葬儀の終了を告げ、出棺となります。
法華経の読経と唱題の意味と内容
友人葬の中心となるのが、法華経の読経と「南無妙法蓮華経」の唱題です。
読経では、法華経の「方便品(ほうべんぽん)」と「寿量品(じゅりょうほん)」の自我偈(じがけ)という部分が読まれます。
方便品は仏の智慧を得るには努力が必要であることを説いた教えです。
寿量品は釈迦が未来永劫にわたって存在する仏であることを説いた教えです。
自我偈は創価学会員が朝夕に唱える経文で、仏の道を進み信仰に励むことを誓う内容となっています。
これらの読経と唱題を参列者全員で行うことで、故人の冥福を祈り追善供養を行います。
参列者が心を一つにして唱える題目は、故人への最高の供養だと考えられているのです。
しきみ祭壇が使われる理由と象徴
友人葬では「しきみ祭壇」と呼ばれる独特の祭壇が使用されることが多くあります。
しきみ(樒)は榊に似た常緑樹で、古くから仏教と深い関わりがある植物です。
鑑真和上が日本に持ち込んだとされ、極楽浄土の花に似ているという言い伝えがあります。
強い香りと毒性があることから、「邪気を祓い清浄を保つ」「永遠の命の象徴」と考えられています。
常に緑色の葉をつけているため「永らえる生命」を連想させる植物として、創価学会では重要視されています。
しきみは創価学会のご本尊にもお供えされる神聖な植物です。
ただし、祭壇は厳格に決まっているわけではなく、白い生花祭壇や故人が好きだった花で飾ることも可能です。
焼香の作法と一般の葬儀との違い
友人葬での焼香の作法は、基本的には一般的な仏式葬儀と大きく変わりません。
焼香は1回目の自我偈の読誦中に行われ、導師・副導師、遺族、参列者の順に進みます。
焼香の回数は「おしいただいて3回」が基本とされています。
お香を親指・人差し指・中指の3本でつまみ、額の位置まで持ち上げてから香炉にくべます。
線香を使用する場合は、1本を横に寝かせて供える「寝かせ線香」の形式となります。
焼香の前後には遺族への一礼と遺影への合掌礼拝を行います。
焼香の基本的なマナーは一般的な葬儀と同じですので、特別に構える必要はありません。
4.友人葬に参列する際のマナーと注意点

香典は必要か不要か?正しい対応方法
友人葬では基本的に香典は不要とされていますが、対応は地域や家庭によって異なります。
創価学会の公式見解では「儀礼的な香典は必要ない」とされています。
友人葬では参列者全員で題目を唱えることこそが最高の供養であり、金銭的な香典よりも真心が大切だと考えられているからです。
ただし、地域の慣習や遺族の意向によっては香典を受け取る場合もあります。
最も無難な対応は、香典を持参して受付で確認することです。
もし香典を辞退されたら無理に渡さず、受け取ってもらえる場合は渡すという柔軟な対応が賢明です。
香典を持参する場合は、表書きは「御霊前」または「御香料」とし、金額は3,000円から1万円程度が目安となります。
数珠の持ち方と非会員の場合の扱い
創価学会では独自の数珠があり、玉が108個と長く、白い房が3つと2つ付いているのが特徴です。
学会員はお題目を唱える時に中央で折って、右に3つ房、左に2つ房が来るように持ちます。
ただし、学会員でない参列者は自分の宗派の数珠を持参しても問題ありません。
どの宗派にも対応できる略式の数珠を持参するのも良い選択です。
もし数珠を持っていない場合は、無理に購入する必要はなく、持参しなくても失礼にはあたりません。
大切なのは故人を偲ぶ真心であり、形式よりも心が重視されるのが友人葬の特徴です。
数珠について不安がある場合は、事前に遺族や葬儀社に確認しておくとより安心です。
服装や持ち物で気をつけるべきポイント
友人葬での服装は、一般的な葬儀と同様に喪服が基本となります。
男性は黒のスーツに白いワイシャツ、黒いネクタイが標準的な服装です。
女性は黒のワンピースやスーツに黒いストッキング、控えめなアクセサリーが適切です。
通夜と告別式で服装を変える必要はなく、同じ喪服で参列して構いません。
持ち物については、数珠(あれば)、香典(状況に応じて)、ハンカチなど一般的な葬儀と変わりません。
特別に準備が必要なものはなく、通常の葬儀参列の準備で十分です。
ただし、友人葬では大きなご本尊が祭壇に安置されるため、ご本尊の前を横切らないなどの配慮が必要です。
会員と非会員で異なる参列時の心構え
友人葬には創価学会員でない方も参列することができ、宗派や宗教を問いません。
学会員は読経や唱題を一緒に唱えますが、非会員の方は無理に唱える必要はありません。
読経や唱題の間は静かに故人を偲び、黙祷する形で参列しても全く問題ありません。
ただし、参列者全員で唱題が行われている時は、その雰囲気を尊重することが大切です。
最も重要なのは故人を悼む真心であり、形式にとらわれる必要はありません。
学会員の方々にとって友人葬は大切な儀式ですので、その信仰を尊重する姿勢を持つことが求められます。
分からないことがあれば、遠慮なく遺族や葬儀社のスタッフに尋ねれば丁寧に教えてもらえます。
まとめ
この記事の要点をまとめます。
- 創価学会の友人葬が「怖い」と言われるのは情報不足による誤解が主な原因である
- 友人葬は1991年から始まった創価学会独自の葬儀形式で、30年以上の歴史がある
- 僧侶を呼ばず友人代表が導師を務めるのは仏教の本義に基づいた考え方である
- 戒名をつけず生前の名前を使用することで故人の人格を尊重している
- お布施や戒名料が不要なため遺族の経済的負担が軽減される
- 法華経の読経と「南無妙法蓮華経」の唱題が友人葬の中心的な儀式である
- しきみ祭壇は永遠の命を象徴する創価学会独特の祭壇である
- 香典は基本的に不要だが地域や家庭によって対応が異なる
- 非会員の参列者は自分の宗派の数珠を持参しても問題ない
- 最も大切なのは故人を悼む真心であり形式よりも心が重視される
友人葬は決して怖いものではなく、故人への真心を大切にする温かい葬儀です。正しい知識を持つことで、安心して参列できるようになります。この記事があなたの不安を解消し、友人葬への理解を深める一助となれば幸いです。
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