あなたは「志望理由書の書き方がわからない」と悩んだことはありませんか?結論、志望理由書は基本構成とコツを押さえれば誰でも書けるようになります。この記事を読むことで高校受験に必要な志望理由書の書き方と例文がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.志望理由書とは?高校受験における重要性

志望理由書は、あなたがなぜその高校に入学したいのかを学校側に伝えるための重要な書類です。
特に推薦入試では合否に直接影響する場合もあるため、しっかりと準備して作成する必要があります。
志望理由書が合否に与える影響
志望理由書は高校受験において非常に重要な役割を果たします。
都道府県や学校によっては、志望理由書そのものが点数化され、選考基準に含まれることもあります。
推薦入試では志望理由書の内容が直接評価されることが多いため、自分をしっかりアピールできる内容にすることが大切です。
一般入試でも面接資料として使用されるため、軽視することはできません。
面接資料としての役割
面接での質問は志望理由書を参考にして行われることがほとんどです。
志望理由書に書いた内容をもとに、面接官は受験生により詳しい質問をしてきます。
そのため、志望理由書には質問されたときに自信を持って答えられる内容を記載しましょう。
また、提出する前には必ずコピーを取って手元に残しておくことで、面接練習に活用できます。
推薦入試と一般入試での違い
推薦入試では、志望理由書が合否を大きく左右する可能性が高く、重要な役割を担っているといえます。
学校推薦型選抜や総合型選抜では、学力試験よりも受験生の意欲や適性が重視されます。
一般入試でも志望理由書の提出を求める学校が増えており、面接がある場合は特に重要です。
いずれの入試形式でも、志望理由書は自分をアピールするチャンスとなるため、効果的に活用しましょう。
学校側が志望理由書で見ているポイント
学校側は志望理由書を通して、受験生が自校にふさわしい生徒かどうかを見極めようとしています。
まず、教育方針や校風に合っているかどうかを確認します。
次に、入学後の勉強や部活への熱意、将来の目標をきちんと持っているかに注目します。
自己分析がしっかりできていて、自分のことを客観的に説明できる能力も評価されます。
2.志望理由書を書く前に準備すべきこと

志望理由書を書く前には、しっかりとした準備が必要です。
準備なしに書き始めても、浅い内容になってしまったり、文章がまとまらなかったりします。
志望校の情報収集の方法
志望校のパンフレットやホームページを徹底的に読み込むことから始めましょう。
特に見るべきポイントは、教育理念、教育方針、力を入れている部活動、独自のカリキュラムや学校行事、主な進路先などです。
これらの要素が、その高校にしかない特色を生み出しています。
資料を出している学校であれば、必ず手に入れて詳しく調べておきましょう。
オープンスクールや学校説明会への参加
オープンスクールや学校説明会には必ず参加してください。
実際に学校を訪れることで、パンフレットだけではわからない学校の雰囲気や生徒の様子を肌で感じることができます。
オープンスクールでは、学校の設備、授業の様子、部活動の実績、進学実績などの情報が得られます。
説明会で得た情報を志望理由書に盛り込むことで、他の受験生と差別化できる内容になります。
自己分析で中学時代の経験を振り返る
志望理由書を書くためには、まず自分自身のことをよく知る必要があります。
紙を用意して、自分の性格、得意なこと・苦手なこと、中学時代に力を入れたこと、これから頑張りたいこと、興味のあることなどを書き出しましょう。
まだ誰かに見せる段階ではありませんから、恥ずかしがらずに思ったことを全て書いてください。
一度書いたら、さらに深堀りして自分の情報を詳しく・濃くしていきましょう。
志望校の教育方針やアドミッションポリシーの確認
志望校がどのような生徒を求めているのかを知ることはとても大切です。
教育方針や校風は学校ごとに異なるため、学校側は自校に合う生徒かどうかを見極めようとします。
学校のホームページやパンフレットには、校長先生からのメッセージや学校の教育理念が記載されています。
自己分析で見つけた自分の特徴と、志望校が求める生徒像を結びつけることで、説得力のある志望理由書が書けるようになります。
3.志望理由書の基本的な書き方とルール

志望理由書には基本的な書き方のフォーマットがあります。
このフォーマットを理解すれば、誰でもスムーズに書けるようになります。
志望理由書の基本構成
志望理由書は「結論→理由→具体例→締め」という構成で書きます。
最初に「貴校を志望した理由は○○です」と結論を述べます。
次に「なぜならば」と理由を説明し、具体的なエピソードや数値を交えて説得力を持たせます。
最後に「以上の理由から貴校を志望します」と締めくくります。
書き出しの定型文と最初の一文
志望理由書の書き出しは、「貴校を志望した理由は」から始めるのが一般的です。
多くの中学生が書き始めに悩んで、長時間何も書けなくなってしまうことがあります。
そのため、書き始めの定型文を決めておくと、ぐっと書きやすくなります。
その後の続きの文としては、結論を先に持ってくることで、読み手に伝わりやすい文章になります。
文字数の目安と9割以上を埋めるべき理由
志望校から指定があるときにはそれに従うことが前提となります。
そうでない場合は、志望理由書のスペースに読みやすい余白ができる程度の文章量で書くことがポイントです。
いくら熱意を込めても、細かい字でびっしりと書かれた志望理由書は読む気が失せてしまいます。
かといって、余白が半分以上余っているのも考えもので、全体から見て9割を少し超える程度が目安です。
具体的な根拠と数値を盛り込む方法
志望理由書をきちんとした文章に仕上げるためには、具体的な数値や根拠を示す必要があります。
数値や根拠というのは文章に説得力を持たせるために必要だからです。
具体例として進学率をあげるのであれば、「大学進学率が90%以上でその中でも国立大学が50%以上占めている」といった文言があると、説得力が増します。
ただし、説得力を持たせるための文章を書くためには、オープンスクールなどで調査が必要です。
締めくくりの書き方
志望理由書の締めくくりは、「以上の理由から貴校を志望します」が適切です。
志望理由書はフォーマルな文章のため、きちんとした表現で締めくくる必要があります。
話し言葉や馴れ馴れしい表現は使わず、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
文末の表現は「です、ます」調に統一することも大切です。
4.タイプ別!志望理由書の例文集

志望理由書の書き方は、志望する理由のタイプによって異なります。
自分の志望動機に合った例文を参考にしながら、オリジナルの志望理由書を作成しましょう。
進学重視型の志望理由書例文
進学実績を重視する場合の例文です。
「私が貴校を志望した理由は、将来大学に進学して研究者になるという夢を実現するためです。貴校は大学進学率が95%以上で、特に国立大学への進学実績が県内トップクラスであることを学校説明会で知りました。また、貴校独自の進学カリキュラムでは、1年次から大学受験を見据えた指導が行われており、私の目標達成に最適な環境だと感じました。私は中学時代、理科の実験に特に力を入れ、科学部の活動では地域の科学コンテストで入賞することができました。この経験から、将来は環境科学の分野で研究したいと考えています。貴校で3年間しっかり学び、希望する大学への進学を実現したいと考え、志望いたしました。以上の理由から貴校を志望します。」
このように、具体的な数値とエピソードを盛り込むことがポイントです。
部活動重視型の志望理由書例文
部活動の実績や環境を重視する場合の例文です。
「私が貴校を志望した理由は、吹奏楽部で全国大会を目指したいからです。貴校の吹奏楽部は過去5年間で3回全国大会に出場しており、その演奏を文化祭で聴いた時に心から感動しました。顧問の先生の熱心な指導と、部員一人ひとりが高い目標を持って練習に励む姿に強く惹かれました。私は中学校でも吹奏楽部に所属し、トランペットを担当して地区大会で金賞を受賞した経験があります。貴校では、部活動だけでなく学業にもしっかり取り組み、文武両道を実現したいと考えています。高いレベルの環境で技術を磨き、人間的にも成長したいという思いから志望いたしました。以上の理由から貴校を志望します。」
部活動を志望理由にする際は、その活動にかける熱意となぜその高校でなければならないのかを明確にすることがポイントです。
校風・特色重視型の志望理由書例文
学校の校風や特色に惹かれた場合の例文です。
「私が貴校を志望した理由は、自由な校風と探究学習を重視する教育方針に強く惹かれたからです。学校説明会に参加した際、生徒の皆さんが自主的に活動し、のびのびと学校生活を送っている様子を見て、この学校で学びたいと強く思いました。私は中学校で地域課題をテーマに探究学習に取り組み、発表や調査を通じて主体的に学ぶ楽しさを知りました。貴校の『総合的な探究の時間』では、生徒が自ら課題を設定し、調査・研究・発表を行うカリキュラムがあると伺いました。高校でも地域課題の解決について、さらに深く学び、将来は地域社会に貢献できる人材になりたいと考えています。以上の理由から貴校を志望します。」
校風を志望理由にする場合は、具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。
専門学科志望の志望理由書例文
専門学科を志望する場合の例文です。
「私が貴校の福祉科を志望した理由は、将来介護福祉士になるという夢を実現するためです。中学2年生の時に職場体験で高齢者施設を訪れ、お年寄りの方々と接する中で、人の役に立つ喜びを実感しました。その時、介護の仕事をされている職員の方々の笑顔と専門的な技術に感動し、自分もこの道に進みたいと決意しました。貴校の福祉科では、介護福祉士の国家試験受験資格が取得でき、3年間で専門的な知識と技術を身につけることができます。また、実習施設も充実しており、実践的な学びができる環境が整っていることに魅力を感じました。貴校で専門的なスキルを磨き、将来は地域の高齢者の方々を支える介護福祉士になりたいと考えています。以上の理由から貴校を志望します。」
専門学科への志望理由は、将来の職業意識と高校での学びの必要性を結びつけて書くのが効果的です。
5.志望理由書でよくあるNG例と改善方法

志望理由書を書く際には、避けるべきNG表現や内容があります。
よくある失敗パターンを知っておくことで、より良い志望理由書が作成できます。
抽象的すぎる表現のNG例
「貴校の雰囲気が良いから」「おもしろそうだから」といった抽象的な表現はNGです。
これでは学校側に何も伝わりません。
改善するには、「学校説明会で見た○○という取り組みに感動した」など、具体的な情報を盛り込みましょう。
「なぜそう思ったのか」という理由を必ず添えることが大切です。
他の学校でも通用してしまう内容のNG例
「進学率が良い」「部活動が盛ん」だけでは、他の学校にも当てはまってしまいます。
志望校にしかない特色を入れることが重要です。
改善するには、その学校独自のカリキュラム、特定の先生の指導、特別な設備など、他校にはないポイントを調べて盛り込みましょう。
「この学校でなければならない理由」を明確に示すことが必要です。
エピソードばかりで志望動機が薄い場合
中学時代の部活動やボランティアの経験をガッツリ書いて、志望動機が薄くなるケースがあります。
エピソードは大切ですが、それがどう志望校と結びつくのかが重要です。
改善するには、エピソードを簡潔にまとめ、「その経験から何を学び、高校でどう活かしたいか」を明確に書きましょう。
自分の経験と志望校の特色を結びつけることで、説得力が増します。
嘘や誇張表現を避けるべき理由
自分をよく見せたい気持ちから嘘を書いてしまうのは絶対にNGです。
面接で深堀りされたときに対応できなくなり、信用を失います。
また、実感が伴わない内容は表面的になり、結果として説得力や魅力のない志望理由書になってしまいます。
自分で調べ、考え、自分の心で感じたことを自分の言葉で書くことが志望理由書の基本です。
まとめ
この記事を読んでわかるポイントをまとめます。
- 志望理由書は高校受験において合否に影響する重要な書類である
- 書く前にオープンスクール参加や自己分析などの準備が必要
- 「結論→理由→具体例→締め」という基本構成で書く
- 「貴校を志望した理由は」から始めて「以上の理由から貴校を志望します」で締める
- 文字数は9割以上を埋め、具体的な数値や根拠を盛り込む
- 志望動機のタイプに合わせて例文を参考にオリジナルの内容を作る
- 抽象的な表現や他校でも通用する内容は避ける
- 嘘や誇張表現は絶対に書かず、自分の言葉で正直に書く
- 完成したら必ず第三者に添削してもらう
- 提出前にコピーを取って面接練習に活用する
志望理由書は、あなたの熱意と真剣さを学校側に伝える大切なツールです。基本的な書き方を理解し、しっかりと準備をすれば、誰でも説得力のある志望理由書が書けるようになります。自分の言葉で、自分の思いを誠実に伝えることを心がけて、合格への第一歩を踏み出してください。
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