あなたは「小学校6年生の子どもとプールや温泉に行くとき、混浴や更衣室の利用はどうすればいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、小学校6年生は基本的に混浴や異性の更衣室利用はNGです。この記事を読むことで、年齢制限のルールや対処法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.小学校6年生の混浴・プール更衣室は何歳までOK?

公衆浴場の混浴年齢制限は7歳以上不可が基本
公衆浴場における混浴の年齢制限は、現在「おおむね7歳以上不可」が基本となっています。
2020年12月に厚生労働省が「公衆浴場における衛生等管理要領」を改正し、これまでの「おおむね10歳以上不可」から「おおむね7歳以上不可」へと引き下げました。
7歳以上の子どもは異性の浴場には入れません。
つまり、小学1年生(満6歳)までは混浴可能な場合が多いですが、小学2年生(満7歳)以降は基本的に混浴が認められていないということです。
この改正により、全国の多くの自治体が条例を見直し、2022年以降、東京都をはじめ多くの地域で7歳以上の混浴が禁止されています。
プール更衣室の年齢制限は施設によって異なる
プールや温浴施設の更衣室については、公衆浴場と同様の基準を適用している施設が多くなっています。
多くのプール施設では6歳までは異性の更衣室利用が可能ですが、7歳以上は不可としています。
具体的には以下のような例があります。
- 東京サマーランド(東京都あきる野市):6歳まで利用可能
- アクアブルー多摩(東京都多摩市):小学2年生まで利用可能
- 足立区のスポーツ施設:6歳まで利用可能
ただし、プールの更衣室に関しては全国一律の規定がないため、施設ごとに異なるルールを設けている場合があります。
利用前には必ず施設のホームページを確認するか、直接問い合わせることをおすすめします。
小学校6年生は基本的に混浴・異性更衣室の利用はNG
小学校6年生(11〜12歳)は、どの自治体や施設においても混浴や異性の更衣室利用は認められていません。
厚生労働省の基準である「7歳以上不可」はもちろん、従来の基準であった「10歳以上不可」でも、小学6年生は対象外となります。
温泉や銭湯、プール施設などでは、小学6年生の子どもは必ず自分の性別に合った浴場や更衣室を利用する必要があります。
異性の親と一緒に入浴したり、更衣室を利用したりすることはできません。
家族旅行や日帰り温泉、プールなどに行く際には、この年齢制限を事前に理解しておくことが大切です。
都道府県・自治体ごとに異なる年齢制限の実態
混浴の年齢制限は、厚生労働省の指針に基づいて各都道府県や自治体が条例で定めています。
現在、多くの自治体が「7歳以上不可」としていますが、地域によっては異なる基準を設けている場合があります。
主な自治体の年齢制限は以下の通りです。
| 都道府県・自治体 | 混浴制限年齢 | 改正時期 |
|---|---|---|
| 東京都 | 7歳以上不可 | 2022年1月 |
| 北海道 | 7歳以上不可 | 2023年4月 |
| 大阪府 | 7歳以上不可 | 2021年4月 |
| 兵庫県 | 7歳以上不可 | 2024年4月 |
一部の自治体では、条例ではなく要領や指針で年齢制限を定めている場合もあります。
また、施設によっては条例よりも厳しい独自の基準を設けているところもあるため、利用する施設の規定を必ず確認しましょう。
旅行先や帰省先など、普段と異なる地域の施設を利用する際には、特に注意が必要です。
2.なぜ混浴年齢制限が10歳から7歳に引き下げられたのか

子どもの羞恥心の芽生えは6〜7歳が最多
混浴年齢制限が引き下げられた最大の理由は、子どもの羞恥心の発達に関する研究結果です。
聖心女子大学の植田誠治教授らが実施した調査によると、全国の7〜12歳の子ども1,500人を対象としたアンケートで、「異性の浴場に水着なしで入るのを恥ずかしいと思い始めた年齢」は「6歳」が27%で最も多く、次いで「7歳」が高い割合を示しました。
一方、「10歳」と回答したのはわずか4%でした。
また、幼稚園教諭へのヒアリングでは、「4〜5歳の時期に性の意識の芽生えがある」という意見も得られています。
子ども自身が恥ずかしいと感じる年齢が6〜7歳に集中していることが、年齢制限引き下げの科学的根拠となりました。
この調査結果は、従来の「10歳以上不可」という基準が、実際の子どもの発達状況と合っていなかったことを示しています。
性被害のリスクと小児性犯罪の防止
年齢制限引き下げのもう一つの重要な理由は、子どもを性被害から守ることです。
小児医療の専門家である小児科医の今西洋介氏は、「公衆浴場での混浴は、のぞきや盗撮をはじめ小児性犯罪の温床となる可能性がある」と指摘しています。
社会は小児性被害を甘く見過ぎているという専門家の警鐘が、年齢制限見直しの大きな要因となりました。
公衆浴場業界からも、混浴に関するトラブルや苦情が多く寄せられていたという背景があります。
成人男女を対象とした調査では、8割以上が「混浴の年齢制限が必要」と回答しており、一般利用者からも制限を求める声が高まっていました。
子どもの安全を第一に考え、不快な思いをする利用者を減らすため、年齢制限の引き下げが決定されたのです。
厚生労働省の衛生管理要領改正の背景
厚生労働省が2020年12月に「公衆浴場における衛生等管理要領」を改正した背景には、公衆浴場業界からの要望と科学的研究の両方がありました。
公衆浴場の業界団体から「混浴年齢を引き下げるべきでは」との意見が寄せられたことをきっかけに、厚生労働省は補助事業として混浴年齢に関する研究を実施しました。
その結果、前述の植田教授らによる調査データが得られ、「混浴禁止は6歳以上(ただし6歳でも小学校入学前は可)とすることが妥当」という結論が出されました。
この研究結果を踏まえ、国の指針として「おおむね7歳以上不可」という基準が示されたのです。
各自治体はこの国の指針を受けて、それぞれの条例を改正する動きが広がりました。
公衆浴場でのトラブル防止、子どもの発達段階への配慮、性被害の予防という3つの観点から、年齢制限の見直しが行われたといえます。
3.小学校6年生の親が知っておくべき対処法

家族風呂・貸切風呂を活用する
異性の親子で温泉や銭湯を楽しみたい場合、家族風呂や貸切風呂を利用するのが最も確実な方法です。
家族風呂は性別に関係なく家族だけで利用できるため、年齢制限を気にせず、小学6年生の子どもと一緒に入浴できます。
周囲の目を気にすることなく、ゆったりとリラックスできるのが大きなメリットです。
ただし、家族風呂は以下の点に注意が必要です。
- 施設数が大浴場に比べて少ない
- 利用料金が通常の入浴料よりも高額
- 事前予約が必要な場合が多い
- 利用時間に制限がある(45分〜60分程度)
温泉旅行を計画する際には、家族風呂のある施設をあらかじめ探しておくと安心です。
最近では日帰り温泉施設でも家族風呂を設置しているところが増えています。
多目的更衣室や親子更衣室を利用する
プール施設では、多目的更衣室や親子更衣室を設置しているところが増えています。
これらの更衣室は、性別に関係なく利用できる個室タイプの更衣室で、以下のような方々が利用できます。
- 異性の親子
- トランスジェンダーの方
- 身体の不自由な方とその介助者
- 小さな子ども連れの家族
東京サマーランドでは「みんなの更衣室」という名称で、比較的目立ちにくい場所に設置されています。
多目的更衣室を利用すれば、周囲に気を遣うことなく安心して着替えができます。
ただし、すべての施設に設置されているわけではないため、事前に施設のホームページで確認するか、電話で問い合わせることをおすすめします。
利用方法や場所については、受付やスタッフに遠慮なく尋ねましょう。
事前に施設のルールを確認しておく
施設によって年齢制限や利用ルールが異なるため、お出かけ前に必ず施設の規定を確認することが大切です。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 混浴・更衣室の年齢制限(何歳まで利用可能か)
- 多目的更衣室や家族風呂の有無
- 利用料金や予約の要否
- 施設独自のルール
ホームページに記載されていない場合は、電話で直接問い合わせるのが確実です。
「7歳以上不可」という基準を持つ施設が多いものの、「小学生以上不可」「身長120cm以上不可」など独自の基準を設けている施設もあります。
また、子ども本人にも事前に年齢制限があることを説明しておくと、現地で困惑することが少なくなります。
突然「一緒に入れない」と知らされると、子どもが泣いたり機嫌を悪くしたりすることもあるため、心の準備をさせてあげましょう。
子どもが一人で着替えられるよう練習する
小学6年生であれば、一人で着替えや入浴ができるよう準備しておくことが重要です。
普段から自宅のお風呂で一人で入浴する練習をしておけば、公衆浴場やプール施設でも安心して一人で利用できます。
一人で入浴できるようになるためのステップは以下の通りです。
- まず親と一緒に入りながら、洗い方や手順を教える
- 親が見守る中で、自分で体や髪を洗う練習をする
- 短時間から一人で入浴を始める(最初は10分程度)
- 徐々に一人で入る時間を延ばしていく
- 入浴中の注意点や緊急時の対処法を教える
体を洗う順番、シャンプーやリンスの使い方、湯船に入る前に体を洗うマナーなどを、家庭で習慣づけておきましょう。
また、プール更衣室での着替えについても、水着の着脱や荷物の管理を一人でできるよう練習しておくと良いでしょう。
自立心を育てる良い機会と捉え、子どもの成長をサポートしてあげてください。
4.シングル家庭や異性の子どもを持つ親の悩みと解決策

異性の親しか同伴できない場合の選択肢
シングルマザーで息子を育てている、またはシングルファザーで娘を育てているご家庭では、異性の親しか同伴できないというケースがあります。
このような場合、以下の選択肢を検討しましょう。
- 家族風呂や貸切風呂のある施設を選ぶ
- 多目的更衣室のある施設を利用する
- 温泉やプールを諦め、別の娯楽を選ぶ
- 子どもが一人で入浴・着替えできる年齢になるまで待つ
家から水着を着て移動し、現地では上着だけ脱ぐという工夫をしている親御さんもいます。
また、プールの場合は、更衣室の入口まで親が付き添い、中では子ども一人で着替えるという方法もあります。
ただし、小学校低学年までは一人での着替えが難しい場合もあるため、子どもの成長段階に合わせた判断が必要です。
施設のスタッフに相談すれば、柔軟に対応してくれるケースもありますので、困ったときは遠�慮なく声をかけてみましょう。
親族や友人に協力してもらう方法
家族旅行や日帰り温泉を楽しみたい場合、同性の親族や友人に協力を依頼するという方法があります。
具体的には以下のような協力が考えられます。
- 祖父母に同行してもらい、同性の祖父母と入浴する
- 友人家族と一緒に行き、同性の大人に入浴を手伝ってもらう
- きょうだいの中で同性のきょうだいと一緒に入る
おじいちゃん・おばあちゃん世代は、昔の基準(10歳や12歳まで混浴可)で育っているため、現在の年齢制限をきちんと伝えておくことが大切です。
「昔は大丈夫だった」という感覚で、うっかり異性の浴場に連れて行ってしまわないよう、事前に現在のルールを共有しましょう。
友人家族と一緒に温泉旅行に行く際も、お互いに助け合える関係があると心強いですね。
同性の大人が複数いれば、それぞれの性別に合わせて分かれて入浴することができます。
施設側のサポート体制を確認する
施設によっては、異性の親子に対するサポート体制を整えているところもあります。
確認しておきたいサポート内容は以下の通りです。
- 多目的更衣室や親子更衣室の設置状況
- スタッフによる見守りサービスの有無
- 更衣室入口での待機スペース
- 子ども一人での入浴・着替えに関する注意事項
施設によっては、スタッフが更衣室の入口で子どもを見守ってくれるサービスを提供している場合もあります。
また、「みんなの更衣室」のような個室更衣室は、設置場所が目立ちにくい配置になっている施設が多く、プライバシーへの配慮がなされています。
不安な点があれば、利用前に施設に電話で相談してみましょう。
多くの施設は、利用者の事情に応じて柔軟な対応を心がけています。
「シングル家庭で異性の子どもを連れているが、どうしたら良いか」と正直に相談すれば、スタッフが適切なアドバイスをくれるはずです。
まとめ
この記事でわかったポイントをまとめます。
- 公衆浴場の混浴年齢制限は「7歳以上不可」が基本となっており、小学6年生は混浴不可
- プール更衣室も多くの施設で「6歳まで」または「小学2年生まで」としており、小学6年生は異性の更衣室利用不可
- 年齢制限が引き下げられた理由は、子どもの羞恥心の芽生えが6〜7歳に集中していること、性被害防止の観点から
- 対処法として家族風呂や貸切風呂、多目的更衣室の活用が有効
- 事前に施設のルールを確認し、子どもに年齢制限があることを説明しておくことが大切
- 一人で入浴や着替えができるよう、家庭で練習しておくと安心
- シングル家庭では親族や友人の協力を得る、施設のサポート体制を確認するなどの工夫が必要
- 都道府県や施設によって年齢制限が異なる場合があるため、利用前の確認が必須
- 子ども本人が嫌がっている場合は、年齢制限に該当していなくても配慮が必要
- 温泉やプールを楽しむためには、事前の準備と情報収集が重要
小学6年生のお子さんとの温泉やプールは、年齢制限を理解した上で計画すれば、楽しい思い出を作ることができます。
ぜひこの記事を参考に、お子さんとの素敵な時間を過ごしてくださいね。
関連サイト
厚生労働省(公衆浴場における衛生管理要領について)
https://www.mhlw.go.jp/