あなたは「仕送りなしで学生が一人暮らしできるのか」と不安に感じていませんか?結論、工夫次第で仕送りなしの一人暮らしは可能です。この記事を読むことで、学生の一人暮らしに必要な費用や収入の確保方法、実践的な節約術がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.学生の一人暮らし費用の実態

仕送りなしの学生に必要な月々の生活費
学生が一人暮らしをする場合、月々にどれくらいの費用が必要なのでしょうか。
全国大学生活協同組合連合会の調査によると、一人暮らしの大学生の平均生活費は月額約13万円です。
地域によって差があり、首都圏では約14万円、地方都市では約12万円が目安となっています。
この金額を仕送りなしでまかなうのは容易ではありませんが、不可能ではありません。
実際に、一人暮らしの大学生のうち約7%が仕送りなしで生活しているというデータがあります。
また、月5万円未満の少額の仕送りで暮らしている学生も約26%おり、多くの学生がアルバイトなどで不足分を補っています。
初期費用はどのくらい準備すべきか
一人暮らしを始める際には、月々の生活費とは別に初期費用が必要です。
賃貸物件の契約に必要な費用は家賃の4〜6ヶ月分が目安とされています。
家賃5万円の物件なら、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料などで20万円〜30万円程度かかります。
さらに引越し費用として2万円〜10万円、家具家電の購入費として10万円〜30万円が必要です。
合計すると、初期費用として40万円〜70万円程度を準備しておく必要があります。
この初期費用は入学前に準備しなければならないため、親の協力や貯金、アルバイトでの貯蓄が重要になります。
生活費の内訳を項目別に解説
一人暮らしの生活費の内訳を詳しく見ていきましょう。
最も大きな割合を占めるのが家賃で、平均約5万4千円となっています。
次いで食費が約2万6千円、光熱費が約8千円、通信費が約3千円程度です。
その他、交通費、教養娯楽費、日用品費などを含めると、家賃を除いた生活費は月7万円〜8万円程度になります。
- 住居費(家賃・光熱費含む):約5万6千円
- 食費:約2万6千円
- 交通費:約4千円
- 教養娯楽費:約1万1千円
- 通信費:約3千円
- 日用品費:約3千円
地域や個人の生活スタイルによって変動しますが、これが一般的な目安となります。
仕送りなしで一人暮らしは可能なのか
結論から言えば、仕送りなしでも一人暮らしは可能ですが、相当な工夫と努力が必要です。
月13万円の生活費を全て自分で賄うには、アルバイトで月10万円以上稼ぐ必要があります。
時給1,000円なら月100時間、週25時間以上の労働が必要です。
学業との両立を考えると、平日毎日3〜4時間、土日にフルタイムで働くペースになります。
実際には奨学金を活用したり、家賃の安い物件を選んだりして、必要な収入を減らす工夫が重要です。
また、学生寮やシェアハウスを利用すれば、家賃を大幅に抑えられる可能性があります。
完全に仕送りなしで暮らすのは厳しいですが、節約と収入確保の両面から取り組めば実現可能です。
2.仕送りなしで生活するための収入確保

アルバイトで必要な月収と労働時間の目安
仕送りなしで一人暮らしをする場合、アルバイトは生命線となります。
調査によると、一人暮らしの大学生のアルバイト収入は平均月3万6千円程度です。
しかし仕送りなしの場合、月10万円〜12万円程度の収入が必要になります。
時給1,000円で月10万円稼ぐには、月100時間、つまり週約23時間の労働が必要です。
具体的には、平日3時間×5日+土日8時間×2日=週31時間働けば、月12万円程度の収入が見込めます。
ただし、学業に支障が出ないよう注意が必要で、授業の多い学期は労働時間を調整する柔軟性も求められます。
奨学金制度の種類と利用方法
奨学金は仕送りなしの学生にとって重要な収入源です。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、給付型と貸与型の2種類があります。
給付型奨学金は返済不要ですが、世帯年収などの条件が厳しく設定されています。
4人家族の場合、年収約271万円以下なら月額最大7万5,800円が給付されます。
貸与型奨学金は卒業後の返済が必要ですが、比較的利用しやすい制度です。
第一種(無利子)は月額2万円〜6万4千円、第二種(有利子)は月額2万円〜12万円まで借りられます。
申込みは在学中の高校または大学の奨学金窓口で行い、予約採用と在学採用の2つの方法があります。
給付型と貸与型の奨学金の違い
給付型と貸与型の奨学金には大きな違いがあります。
給付型は返済不要で、経済的に厳しい家庭の学生を支援する制度です。
学力基準は比較的緩やかで、5段階評価で3.5以上が目安ですが、学ぶ意欲も重視されます。
一方、貸与型は卒業後に返済が必要な借金です。
第一種奨学金は無利子ですが、第二種奨学金には年1%前後の利子がかかります。
例えば、月5万円を4年間借りた場合、総額240万円を卒業後13年間かけて返済することになります。
給付型を最優先で申し込み、不足分を貸与型で補うのが賢明な戦略です。
また、授業料減免制度を併用すれば、さらに負担を軽減できます。
高時給バイトとまかない付きバイトの活用
効率よく稼ぐには、バイト選びが重要です。
高時給のバイトとしては、塾講師や家庭教師(時給1,500円〜3,000円)、深夜のコンビニや飲食店(時給1,200円〜1,500円)などがあります。
特に深夜時間帯は時給が25%アップするため、短時間で効率よく稼げます。
一方、まかない付きの飲食店バイトは、食費を大幅に節約できる点が魅力です。
1日1食をまかないで済ませれば、月1万円〜2万円の食費削減になります。
居酒屋、ファミレス、カフェなどがまかない付きバイトの代表例です。
また、スーパーやドラッグストアの社割を活用すれば、日用品を安く購入できます。
バイト選びでは、時給だけでなく、こうした付加価値も考慮しましょう。
3.学生が実践すべき節約術

家賃を抑える物件選びのポイント
家賃は生活費の中で最も大きな固定費であり、ここを抑えることが節約の鍵です。
仕送りなしの場合、家賃は収入の4分の1以下に抑えるのが理想的です。
月10万円の収入なら、家賃2万5千円〜3万円程度の物件を探しましょう。
家賃を抑えるポイントとして、駅から15分以上離れた物件、築年数が古い物件、1階の物件などがあります。
3点ユニットバス、ロフト付き、共用キッチンなど、設備を妥協することでも家賃は下がります。
また、学生寮なら月3万円〜4万円程度で食事付きの場合もあり、初期費用も抑えられます。
シェアハウスも選択肢の一つで、家賃だけでなく光熱費も折半できるメリットがあります。
食費を削減する自炊のコツ
食費は工夫次第で大きく節約できる項目です。
自炊を中心にすれば、月2万円程度に抑えることが可能です。
週に一度まとめ買いをして、作り置きや冷凍保存を活用しましょう。
米を主食にすれば、パンや麺類よりも安く済みます。
- 業務用スーパーを活用する
- 見切り品や特売品を狙う
- もやし、豆腐、卵など安価な食材を活用する
- 1食300円以内を目標にする
- お弁当を作って昼食代を節約する
外食やコンビニ弁当は極力避け、どうしても自炊できない時は学食を利用しましょう。
学食なら1食300円〜500円程度で栄養バランスの取れた食事ができます。
光熱費を節約する具体的な方法
光熱費は月8千円〜1万3千円程度かかりますが、節約の余地があります。
電気代の節約では、待機電力をカットするためコンセントを抜く、エアコンの設定温度を夏28度・冬20度にするなどが効果的です。
LED電球に交換すれば、電気代を約70%削減できます。
ガス代の節約では、シャワーの時間を短くする、お風呂の追い焚きを減らす、電子レンジを活用するなどの方法があります。
水道代の節約では、節水シャワーヘッドを使う、洗い物の際は水を流しっぱなしにしない、洗濯はまとめて行うなどが有効です。
また、電力会社の乗り換えや、ガス・電気のセット契約で料金を下げることも検討しましょう。
これらの工夫で、月1,000円〜2,000円程度の節約が可能です。
通信費を安くする格安SIMの活用
通信費は格安SIMに切り替えることで大幅に削減できます。
大手キャリアでは月6,000円〜8,000円かかるスマホ代が、格安SIMなら月1,500円〜3,000円程度に抑えられます。
年間で5万円以上の節約になるため、学生には特におすすめです。
主な格安SIM事業者には、楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイル、mineoなどがあります。
データ容量を3GB〜10GBプランにすれば、月1,500円〜2,500円程度で利用できます。
また、大学のWi-Fiや自宅のインターネット回線を活用すれば、スマホのデータ容量を最小限に抑えられます。
ただし、格安SIMは通信速度が遅い時間帯があるため、自分の利用スタイルに合ったプランを選びましょう。
学生向け支援制度を最大限利用する
学生には様々な支援制度があり、これらを活用すれば負担を軽減できます。
学生納付特例制度を利用すれば、20歳以降の国民年金保険料の納付を猶予できます。
月約16,000円の支払いが不要になるため、在学中の負担が大きく減ります。
ただし、将来の年金額には反映されないため、卒業後に追納することが推奨されます。
授業料減免制度は、給付型奨学金の対象者が利用できる制度で、授業料や入学金が免除または減額されます。
勤労学生控除を活用すれば、年収130万円まで所得税が非課税になります。
ただし、年収103万円を超えると親の扶養から外れるため、家庭全体での税負担を考慮する必要があります。
これらの制度を組み合わせて活用することで、経済的負担を最小限に抑えられます。
4.仕送りなしで一人暮らしを成功させる方法

学生寮やシェアハウスという選択肢
学生寮は仕送りなしの学生にとって最も経済的な選択肢です。
家賃は月3万円〜5万円程度で、食事付きの寮なら月5万円〜7万円程度です。
敷金・礼金が不要な場合が多く、初期費用を大幅に抑えられます。
また、家具家電が備え付けられているため、購入費用も節約できます。
シェアハウスも選択肢の一つで、家賃は月4万円〜6万円程度が相場です。
光熱費が家賃に含まれている場合が多く、個別契約の手間がかかりません。
共用スペースで他の入居者と交流でき、孤独を感じにくいというメリットもあります。
| 住居形態 | 家賃目安 | 初期費用 | メリット |
|---|---|---|---|
| 一般賃貸 | 5万円〜 | 高い | プライバシー確保 |
| 学生寮 | 3万円〜 | 低い | 食事付き、安心 |
| シェアハウス | 4万円〜 | 中程度 | 交流、光熱費込み |
自分のライフスタイルに合った住居を選びましょう。
学生納付特例制度で年金を猶予する
学生納付特例制度は、20歳以上の学生が利用できる重要な制度です。
20歳になると国民年金への加入が義務づけられ、月約16,000円の保険料を支払う必要があります。
しかし、この制度を利用すれば、在学中の保険料納付が猶予されます。
申請は市区町村の国民年金窓口または学校の事務局で行い、毎年更新が必要です。
年間約20万円の支出を抑えられるため、仕送りなしの学生には大きな助けになります。
注意点として、猶予期間は年金の受給資格期間には算入されますが、年金額には反映されません。
卒業後10年以内であれば追納できるため、余裕ができたら追納を検討しましょう。
追納しない場合、将来の年金額が満額より減額される点を理解しておく必要があります。
健康管理と学業の両立を優先する
仕送りなしの一人暮らしで最も重要なのは、健康管理と学業の両立です。
無理なアルバイトで体調を崩すと、医療費がかかるだけでなく、バイトも休まざるを得なくなります。
栄養バランスの取れた食事を心がけ、安いからといってカップ麺ばかり食べないようにしましょう。
睡眠時間は最低6時間確保し、定期的な運動も取り入れて体力を維持します。
学業を疎かにしてしまうと本末転倒です。
アルバイトのシフトは授業や試験期間を考慮して調整し、単位を落とさないよう注意しましょう。
大学には学生相談窓口や保健センターがあるため、困ったことがあれば早めに相談することも大切です。
また、友人との交流も精神的な支えになるため、孤立しないよう心がけましょう。
収支管理アプリで家計を見える化する
家計管理アプリを活用すれば、お金の流れを把握しやすくなります。
代表的なアプリには、マネーフォワードME、Zaim、家計簿レシーピなどがあります。
銀行口座やクレジットカードと連携させれば、自動で収支を記録してくれます。
毎月の予算を設定し、カテゴリーごとに支出を管理することで、使いすぎを防げます。
- 固定費(家賃、光熱費、通信費):予算の70%
- 変動費(食費、交際費、娯楽費):予算の20%
- 貯金・緊急費:予算の10%
このような配分を意識すると、計画的にお金を使えます。
月末には収支を振り返り、無駄な支出がないかチェックしましょう。
レシートを撮影するだけで自動入力できるアプリもあるため、手間をかけずに家計管理ができます。
お金の見える化は、節約意識を高める効果もあります。
まとめ
仕送りなしの学生一人暮らしで押さえるべきポイント:
- 一人暮らしの学生の平均生活費は月約13万円で、初期費用として40万円〜70万円が必要
- 仕送りなしで暮らすには月10万円以上のアルバイト収入が目安となる
- 奨学金は給付型を優先し、不足分を貸与型で補う戦略が有効
- 家賃を収入の4分の1以下に抑えることが節約の最重要ポイント
- 自炊中心の生活で食費を月2万円程度に抑えられる
- 格安SIMへの切り替えで通信費を年間5万円以上節約可能
- 学生納付特例制度を活用すれば年間約20万円の支出を抑えられる
- 学生寮やシェアハウスは経済的で初期費用も抑えられる選択肢
- 健康管理と学業を最優先にし、無理なアルバイトは避ける
- 家計管理アプリで収支を見える化し、計画的にお金を使う
仕送りなしの一人暮らしは決して楽ではありませんが、様々な制度や工夫を活用すれば実現可能です。
あなたの大学生活が充実したものになることを願っています。
関連サイト
日本学生支援機構(JASSO)