あなたは「英検準一級を受けたいけど、合格率はどのくらいなんだろう」と気になっていませんか?結論、英検準一級の合格率は約15%と非常に難易度が高い試験です。この記事を読むことで英検準一級の合格率や一次試験と二次試験の違い、効果的な対策法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.英検準一級の合格率と難易度

英検準一級の合格率は約15%【全体の合格率】
英検準一級の合格率は約15%程度とされています。
日本英語検定協会は2016年度以降、合格率を公表していませんが、2015年度までのデータでは約15%という数字が示されていました。
現在も試験の難易度に大きな変化はないため、同程度の合格率が続いていると考えられています。
約15%の合格率は、受験者の6〜7人に1人しか合格できないということを意味しており、英検準一級の難易度の高さを物語っています。
年間の受験者数は約7万人程度で、そのうち合格できるのは約1万人程度と推測されます。
この数字からも、英検準一級が一定の英語スキルを持っていないと合格が難しい試験であることがわかります。
一次試験の合格率は約15〜20%で最大の難関
英検準一級において最大の難関となるのが一次試験です。
一次試験の合格率は約15〜20%程度とされており、多くの受験者がこの段階でつまずいてしまいます。
一次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能が問われ、それぞれの技能で高得点を取る必要があります。
特に語彙問題の難易度が非常に高く、7,500〜9,000語レベルの単語力が求められるため、2級までの学習では不十分です。
また、CSEスコア制度により各技能のバランスが重視されるため、苦手分野があると合格が難しくなります。
一次試験の突破が英検準一級合格への最大のハードルと言えるでしょう。
二次試験の合格率は約80〜90%と高い
一次試験を突破した受験者にとって、二次試験の合格率は約80〜90%と非常に高くなっています。
2012年度まで公開されていたデータでは二次試験の合格率は約89%でしたが、現在も同様の傾向が続いていると考えられます。
二次試験は英語での面接形式のスピーキングテストで、約8分間実施されます。
一次試験を突破できる英語力があれば、適切な準備をすることで二次試験は十分に合格可能です。
ただし、準備不足や緊張によって本来の実力を発揮できない受験者が約10〜20%存在するのも事実です。
一次試験合格後も油断せず、二次試験に向けた対策を継続することが重要です。
英検2級との合格率の比較【2級は約26%】
英検準一級の合格率を理解するために、2級との比較を見てみましょう。
英検2級の合格率は約26%とされており、準一級の約15%と比べると大きな差があります。
この差は、準一級が2級よりもはるかに高い英語力を要求されることを示しています。
必要な語彙数を比較すると、2級が4,000〜5,000語であるのに対し、準一級は7,500〜9,000語と約2倍近くになります。
また、TOEIC換算でも2級が550点以上、準一級が785点以上とされており、明確なレベル差があります。
2級から準一級へのステップアップは決して簡単ではないため、十分な学習時間と適切な対策が必要です。
2.英検準一級の合格点とCSEスコアの仕組み

一次試験の合格点は1,792点/2,250点
英検準一級の一次試験における合格基準スコアは1,792点です。
これは満点2,250点の約79%に相当する点数で、かなり高い得点率が求められます。
リーディング、ライティング、リスニングの3技能がそれぞれ750点満点で配分されており、各技能のバランスが重要です。
仮にリーディングとリスニングで満点を取っても、ライティングが0点だと合格基準に届かず不合格となってしまいます。
そのため、特定の技能だけでなく、すべての技能をバランスよく強化することが合格への鍵となります。
苦手分野を克服し、3技能すべてで安定した得点を取れるよう対策を進めましょう。
二次試験の合格点は512点/750点
二次試験の合格基準スコアは512点で、満点750点の約68%に相当します。
一次試験と比べると合格に必要な得点率はやや低めですが、油断は禁物です。
二次試験では、スピーキング能力だけでなく、積極的にコミュニケーションを取る姿勢や態度も評価対象となります。
発音の正確性、流暢さ、文法的な正確さ、そして即興で回答する能力が総合的に判断されます。
準備不足や緊張によって本来の実力を発揮できないケースも少なくありません。
一次試験合格後も気を抜かず、スピーキングの練習を継続することが大切です。
CSEスコアとは何か【素点との違い】
英検準一級の合否判定にはCSEスコア(Common Scale for English)という独自の採点方式が採用されています。
CSEスコアは、試験ごとの難易度を補正して算出される標準化スコアのことです。
単純な正答数(素点)ではなく、統計的手法により算出されるため、同じ正答数でも受験回によってスコアが異なります。
CEFRに対応したユニバーサルなスコア尺度で、0〜4,000点の範囲で表されます。
各技能に均等にスコアが配分されるため、特定の技能だけが突出していても他の技能が低いと合格できません。
そのため、「何問正解すれば合格」という明確な基準はないのが特徴です。
合格に必要な素点の目安は7割程度
CSEスコアの仕組み上、正確な合格ラインを把握することは困難ですが、実践的な目安として7割程度の正答率が必要とされています。
多くの英検対策スクールでは、過去の受験結果から7割以上の正答率があれば基本的に合格できるという実績データを持っています。
ただし、これはあくまで目安であり、問題の難易度や他の受験者の成績によって変動します。
ライティングやスピーキングでは部分点が付くため、完璧な回答でなくても得点を積み重ねることが可能です。
確実に合格するためには、7割を最低ラインと考え、できる限り8割以上を目指すことが推奨されます。
日々の学習で高い目標設定をすることで、本番でも余裕を持って合格点をクリアできるでしょう。
3.英検準一級のレベルと必要な英語力

英検準一級は大学中級程度のレベル
日本英語検定協会によると、英検準一級のレベルはおよそ大学中級程度とされています。
これは、社会生活で必要とされる英語を十分理解し、使用できる能力を指します。
ビジネスシーンや学術的な内容の英文を読み、理解し、適切に表現できるレベルが求められます。
日常会話レベルを超えた、より専門的で社会性の高い話題にも対応できる英語力が必要です。
大学入試や単位認定、教員採用試験、海外留学の英語力証明としても広く活用されています。
高校卒業レベルである2級とは明確な差があり、大学での学習や社会人としての英語使用を想定したレベル設定となっています。
必要な語彙数は7,500〜9,000語
英検準一級に合格するためには、7,500〜9,000語レベルの語彙力が必要です。
これは英検2級の必要語彙数である4,000〜5,000語と比べると、約2倍近い語彙力が求められることになります。
日常会話で使用される基本的な単語だけでなく、社会性の高い話題で使われる専門用語も習得する必要があります。
リーディングテストの31問中25問が語彙問題で占められており、語彙力強化が合格への最重要課題と言えます。
覚えた単語や熟語は、語彙問題だけでなく長文読解やリスニング、さらにはライティングやスピーキングでも活用できます。
できるだけ多くの語彙を身につけることが、すべての技能向上につながります。
TOEIC換算で785点以上に相当
英検準一級をTOEICスコアに換算すると、785点以上のレベルに相当します。
英検2級がTOEIC550点以上とされているため、準一級との間には大きなレベル差があることがわかります。
もちろん、英検とTOEICは試験の目的や形式が異なるため、一概に比較はできませんが、実務でビジネス英語を十分使いこなせると評価される水準です。
参考までに、2023年のデータでは高校生のTOEIC平均点が427点、大学生が474点、公開テスト全体の平均が608点でした。
これらの平均スコアと比較しても、準一級のレベルの高さは明らかです。
外資系企業への就職や、海外企業との取引が多いポジションでも通用する英語力と言えるでしょう。
英検2級との難易度の違い【語彙数は約2倍】
英検準一級と2級の最も大きな違いは語彙数にあります。
前述のとおり、2級が4,000〜5,000語であるのに対し、準一級は7,500〜9,000語と約2倍近い語彙力が必要です。
また、一次試験と二次試験の両方に合格しなければならない点は共通ですが、準一級ではより高度な英語運用能力が求められます。
ライティングでは120〜150語のエッセイ作成に加えて要約問題も出題されるようになりました。
二次試験でも、2級では求められた音読がなくなり、自分の意見を論理的に述べる力がより重視されます。
2級までは暗記中心の学習でも何とかなりますが、準一級では実践的な英語力が問われるため、学習アプローチの転換が必要です。
4.英検準一級の試験内容と対策のポイント

一次試験の構成【リーディング・ライティング・リスニング】
英検準一級の一次試験は、筆記90分、リスニング約30分の計120分で構成されています。
リーディングでは、短文の語句空所補充25問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択10問が出題されます。
ライティングは、与えられたトピックについて120〜150語で書くエッセイ形式の英作文と、要約問題が含まれます。
リスニングは、会話の内容一致選択12問、文の内容一致選択12問、Real-Life形式の内容一致選択5問で、すべて4択です。
問題文は1回だけ放送されるため、集中力と瞬時の理解力が求められます。
各技能が750点満点で均等に配分されているため、バランスの取れた総合的な英語力が試されます。
二次試験の面接形式と出題内容
二次試験は英語による面接形式のスピーキングテストで、約8分間実施されます。
試験の流れは、まず氏名確認と簡単な日常会話から始まります。
次に、問題カードに記載されている4コマイラストの展開を1分間考え、2分間で説明します。
その後、イラストに関連した質問に回答したり、問題カードのトピックに関する自分の意見を述べたりします。
トピックは、在宅勤務、公共での喫煙、住民運動など、社会性の高いテーマが中心です。
2級までにあった音読課題がなくなり、受験者自身の意見を受験者自身の言葉で述べる力がより重視されます。
面接官とのマンツーマンのやり取りはすべて英語で行われ、姿勢や態度も評価対象となります。
合格するための効果的な勉強法
英検準一級に合格するためには、戦略的かつ効率的な学習計画が不可欠です。
まず、単語学習は毎日継続することが重要で、「出る順パス単」などの頻出単語帳を活用しましょう。
長文読解では、単に問題を解くだけでなく、トピックごとに英単語をグループ化して覚えると効率的です。
ライティングは型を身につけることが重要で、序論・本論・結論の構成を意識した練習を重ねましょう。
リスニングは、シャドーイングやディクテーションを取り入れることで、英語のスピードや発音に慣れることができます。
過去問を定期的に解き、時間配分の感覚を身につけることも合格への近道です。
最も重要なのは、苦手分野を特定し、重点的に強化することです。
高校生が合格するために必要な準備
高校生でも英検準一級に合格することは十分可能ですが、適切な準備と時期の見極めが重要です。
実際に合格している高校生の多くは、小学校高学年で4級や3級、中学生で準2級や2級に合格しています。
つまり、早い段階から英語学習に取り組んでいることが共通点です。
高校生が準一級を目指す場合、まず2級に確実に合格できる実力を身につけることが前提となります。
学習時間は、2級取得済みのレベルから約300時間が目安とされています。
部活動や学校生活と並行して学習を進めるため、計画的なスケジュール管理が欠かせません。
また、オンライン英会話などを活用してスピーキング力を強化することも効果的です。
保護者のサポートとして、単語学習の確認や添削支援、励ましの声かけが合格への大きな力となります。
まとめ
- 英検準一級の全体合格率は約15%で、6〜7人に1人しか合格できない難関試験である
- 一次試験の合格率は約15〜20%で最大の難関、二次試験は約80〜90%と高い合格率である
- 一次試験の合格点は1,792点/2,250点、二次試験は512点/750点で、実質7割程度の正答率が必要
- CSEスコアという標準化スコアで合否判定されるため、各技能のバランスが重要である
- 必要な語彙数は7,500〜9,000語で、英検2級の約2倍の語彙力が求められる
- 大学中級程度のレベルで、TOEIC785点以上に相当する実践的な英語力が必要
- 一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3技能、二次試験はスピーキングで構成される
- 合格には単語学習の継続、長文読解の強化、ライティングの型習得、リスニング練習が不可欠
- 高校生でも適切な準備と計画的な学習で合格は十分可能である
- 過去問演習と時間配分の練習、苦手分野の重点強化が合格への鍵となる
英検準一級は決して簡単な試験ではありませんが、適切な対策と継続的な努力で合格は十分可能です。この記事で紹介した情報を参考に、自分に合った学習計画を立て、着実にステップアップしていきましょう。あなたの英検準一級合格を心から応援しています!
関連サイト
英検(実用英語技能検定)公式サイト